ドッグフードの選び方
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よいドッグフードを選ぶポイント
「ドッグフード業者により良いドッグフードを作っていただきたい、獣医にもっと食に関して勉強して欲しい、消費者にドッグフードをもっとよく知っていただきたい」という願いをこめて長年書き溜め、まとめ上げた、よいドッグフードを選ぶポイントです。すごいボリュームの文章になってしまいましたが、それだけの想いを詰め込んであります。
可能な限り目を通していただき、ワンちゃんとの日々がより健康ですばらしいものになることを願っております。
自然素材専門店ドッグスタイル店長 鈴木康文
ドッグスタイルで扱っているフードやおやつは
当店で扱っているフード・おやつ・ウェット缶・レトルト・サプリメント・シャンプー・温泉はすべて自然素材または、オーガニックで人間の食品基準を合格していて人間が食べても使用しても大丈夫な物、安心できる物を取り揃えています。薬品、合成添加物、粗悪な原料など使用している物は一切取り扱っておりません。自然素材を基本としています。
当店が思う本当の自然素材食とは原料となる家畜が何を食べて育ったかどのような環境で飼育されていたかをまず1番に調べます。化学薬品、合成添加物、有害な添加物、着色料、誘惑物質、香料、大豆(大豆タンパク質や大豆プロテイン、大豆ミールなど)、遺伝子組み換え作物、屠殺肉、自然の物でもワンちゃんに与えてはいけない物などは一切使用していないこと。フードに加工される段階で防腐剤や薬品を添加しなくても原料となる家畜の餌に成長ホルモン剤や抗生物質、人間の食品基準を不合格になった穀物や野菜を食べさせて育った家畜などで作ったフードは扱っておりません。
次に考えるのが加工方法、加工前、加工中、加工後、衛生かつ薬品関係、合成添加物を一切使用しないこと。
ドッグフードのからくり
- 始めに皆様に知っていただきたいのは、ワンちゃんは肉食動物ではありません、ワンちゃんは雑食動物です。必ずしも肉が原料の始めにこなくてはいけないということはありませんが動物性タンパク質、穀物類も必要です。猫は肉食動物です。
- まずドッグフードの原材料は比率が多いものから表示されます、使用している原料(主成分)が5%を超える物は必ず表示しなくてはいけません。逆を言うと5%以下の物は何を使用しても表示義務はありません。防腐剤や薬品は5%を超えることはありえません。
- よく見るのが「安全・安心、添加物は一切使用しておりません、100%ナチュラル」などの表示がしてありますがどの程度まで信用できるのでしょうか。パッケージに表示してあるのは加工段階で何をしたかが問題になってきます、メーカーが粗悪な原料(人間の食品基準から除外された家畜や成長ホルモン剤や抗生物質を投与された家畜、ブロイラー、農薬残留濃度が多い穀類)を仕入れて工場で加工する前の原料に保存料や薬品を添加して加工段階で保存料や薬品などを添加しなければ無添加と謳えます、そしてドッグフードメーカーは加工中一切の合成添加物(薬品、保存料など)を使用せずに長期関保存できるドッグフードを作れます。CMやドッグフードのパッケージに、「安全・安心、添加物は一切使用しておりません、100%ナチュラル」と安全を謳えます。ペットフードメーカーは加工前に添加物を使い加工中、加工後に添加物を使用しなければ「安心」などの表示ができます。
これらの原料・食べ物・成分って安心?その1
- ○○ミール、○○副産物、チキン(鶏)ミール、ラムミール(副産物紛)、家畜ミール(副産物)、肉副産物紛、畜肉副産物(粉)、動物副産物粉、家畜粉、ミートミール~ミール
- 肉類*
- BSE肉
- キャベツ、ブロッコリー、アボガト
- 米紛、麦紛、グルテン、大豆、大豆ミール、大豆タンパク質
- ミートボーンミール*
- キシリトール
- レーズン
- 脂肪、牛脂、家畜類脂肪・植物油
- 食塩
- エトキシキン、BHA、BHT、DDVP(ジクロルボス)
- コーングルテンミール
- 遺伝子組換作物
- ビタミン類*、ミネラル類*
- 牛乳(人間用)
- 防腐剤
- 香料、着色料、硝酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、セレン酸ナトリウム、ニトロソアミン
- 卵の白身
- 白米、醸造米
- 人間の食べ物
- 子犬に過剰なカルシウム
- 玉ねぎ、ネギ、ネギ科
- 食パン、パン
- アルコール
- カフェイン
- プロピレングリコール、プロピレンガレード、ディート
- 砂糖
- 硫酸銅*
- 粉末セルロース
- 鉄タンパク質化合物*、第一酸化鉄*、硫酸第一鉄*
- 酸化銅*、銅タンパク質化合物*
- パラベン
- ゾルシン
- ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na・硫酸ドデシルNa
- EDTA-4Na
- 消化しにくい物
- 絶対に与えてはいけない物
分かっている中の一例です。これ以上に与えてはいけない物はたくさんあります賛否両論の物もあります。
「*」この印には良い物と悪い物があります。後書きで「人間も食べられます」「良質な肉」「自然飼育の肉」「肉や穀物の捨てる部分は使用していません」など、完全に安全だとわかる物を選びましょう。まだまだワンちゃんに与えて良い物悪い物は研究段階で何が良いのか悪いのか分からない物はたくさんあります、上記に書かれている物は研究実験で与えてはいけないと分かった物です、半信半疑、賛否両論の物は与えない方がいいでしょう。人間が大丈夫でもワンちゃんがダメな物はたくさんあります。
(1)「チキンミール・鶏ミール・ラムミール・鶏副産物紛・肉副産物・畜肉副産物(粉)・家畜粉・動物副産物粉・肉類*・~ミール、ミートミール、ミートエキス、ミートボーンミール」
表示は、肉以外の部位です。
肉のような原料をあらわす○○ミールや副産物の表示を飼い主さまは「肉」と解釈していますが、実際は、肉以外の部位や「家畜の糞便」(家畜を解体する際に腸の中には糞が多く残っています、取り除くには多くの時間と、手間ひまがかかります。よってそのままドッグフードに加工されることが多いです)腸を洗浄する場合は腸内細菌(大腸菌など)を殺すために薬品などによって洗浄されます。「尿」糞便同様に膀胱ごと加工されることがあります。「肉骨紛、毛、皮膚、膿汁、腫瘍(ガンなど)内臓」も使用されています。本来ならば膿汁、腫瘍(ガンなど)混入してはいけないのですが製造工程でやむをえず入ってしまうものについては混入したままでもよいとなっており、やむをえず混入してしまうのが現状です。
やむをえず入ってしまうので○○ミールや○○副産物などを使用していないフードが好ましいと考えます。
いわゆる、この表示の原料は「肉」ではなく、捨てる部分、人間の食品基準に不合格になった物、薬物や農薬などの残留濃度が多い物なのです。中には自然素材と表示しながらも、毛が混じっているドッグフードもあります。
ショ糖、副産物はアレルギー、発ガン、奇形につながる報告があります。
(2)「肉類、家畜肉」(賛否両論)
このようにただ何々肉と表示してある肉は、「4Dミート」と言い、「死亡した家畜、死にかけている家畜、病気で死亡した家畜、負傷した家畜」を使用しているのが現状です。4Dミートの「D」は、「Dead(死亡)」の頭文字です。
人間の食品基準に不合格になった肉で、本来ならば廃棄処分されるか食品以外の目的に使用されるべきですが、効率よく利用するには食用にするしかありません。とは言え人間用に利用できないので、ペットフードまたは、肥料などに利用されるのです。死亡、または何かの原因で死にかけている動物の肉は、それ以上の腐敗を防ぐため薬剤(防腐剤)が使用されます。良質で安全な肉を使用しているドッグフードは必ず後書きに書いてあるので確認してください。
「鶏肉(粉)(ブロイラー)」だけの表示はほとんどがブロイラーである可能性が高い。業者に確認するか自然飼育などの後書きがある物が好ましいです。ブロイラーとは食肉用に飼育された若鶏の総称であり、その多くは1坪あたり50~60羽という劣悪な環境で飼育されています。環境が悪いがために病気になりやすく、それを防ぐために抗生物質など様々な薬が投与されるのです。その他に成長を早めるために成長ホルモン剤などを使用します、成長ホルモン剤は発ガンリスクを高める副作用が指摘されています、各社は成長ホルモン剤を使用していることを知らせることはありません、これらに使用される薬品は国の基準に従っていますが薬品などを使用していない家畜をおすすめします。中国では成長ホルモン剤を与えられた鳥を食べていた6歳の子どもにヒゲが生えた事例もあります。
「生肉」(賛否両論)病原性細菌や寄生虫などが潜んでいる場合があるため、ワンちゃんによっては食中毒や消化器障害を起こすこともあります。与える場合は新鮮な物をすぐに食べさせるか加熱調理したものを与えてください。
(3)「BSE肉」
BSE肉は、ご存知のとおり「狂牛病」の肉です。
(4)「キャベツ、ブロッコリー、アボガト」(賛否両論)
よく勘違いされますがワンちゃんに与えないほうがいい言われている食物です。
キャベツに含まれている成分グルコシノレートが体内で分解されるとイソチオシアネートという物質になります。このイソチオシアネートは、ヨウ素の吸収を阻害する成分のため、甲状腺腫などの原因になることがありストルバイト結晶(尿結晶、結石)にもなりやすくなると報告があります。その他でブロッコリーなど青みが強い野菜はシュウ酸カルシウムが結石を作ることが多いので、見た目に緑の濃い野菜は控えた方がいいです。シュウ酸カルシウムは一度できてしまえば溶解しませんので、手術をして尿石を取り除く必要があります。基本的に生野菜や湯がいた野菜は与えないほうがいいです、生野菜や湯がいた野菜は消化吸収できずウンチになるまで腸内で多少腐敗してしまうとの報告もあります。腐敗するとアンモニアを発生させそのアンモニアを腸が多少吸収してしまい肝臓や腎臓機能を低下させるとも言われています、腐敗をしなくても容易に消化吸収できない物が体の中に入ってくれば胃腸の働きは落ちます。
トマトは葉や茎が有毒です。皮膚がかぶれたりします。触ったら水で洗い流す必要があります。
アボカドは高カロリー、高脂肪で好んで食べるワンちゃんも多いですが過剰摂取は消化器障害や脂肪分の影響で膵臓に影響をあたえることがあります。
フリーズドライやドライベジタブルで実験研究して消化吸収できるようになっていればいいのですが生や湯がいた野菜は与えない方がいいです。これらの物質が微量に蓄積され将来病気の原因になります。
どうしても与えたい場合はジャガイモ、サツマイモ、カボチャなどの芋類が良いでしょう。
少しの量だから大丈夫と思ってもそれは人間の感覚であり毎日少しでも長い間続ければかなりの量になります。
(5)「米粉、醸造米、米麦紛、グルテン、大豆ミール、大豆タンパク質」(賛否両論)
米粉、醸造米、米麦紛などの表示は古すぎて人間が食べられないもの、カビが生えて古い物、栄養分を搾り取った残りカス、人間の食品基準を不合格になったものなどが使用されることがよくあります。
似ているようなもので、「全粒小麦粉、大麦」がありますが、全粒がついた粉や大麦は栄養価も高く加工していなく栄養素もたくさん残ってます。
「大豆ミール、大豆タンパク質」などの大豆成分がワンちゃんの突然死の原因と言われる鼓腸症の原因と言われています。鼓腸症がひどくなると、動脈が圧迫されひどい血行障害が起こり脳に十分な血液が送れなくなってショック死してしまう場合もあります。大豆系を含んでいるドッグフードを与え続けていると胃腸を刺激する酵素が増えます。(某有名メーカーの原料に大豆が含まれていてワンちゃんが数年で数十頭死に裁判になったのは有名な話です)特にワンちゃんはこの大豆の酵素に弱く、胃酸が減少して悪玉菌の増殖が過剰に起こり、上手く消化できなかった胃腸内で発酵が起きて、ガスが発生します。そのガスは脳に結ばれる血管を圧迫し、ショックを起こし迅速で適切な処置をしないと死に至る。また、発酵したドッグフードを吐いたりします。便は腸内に長く溜まり粘液を含んだ粘液便をすることもあります。
大豆系を含むドッグフードと含んでいないドッグフードでは、含んでいるドッグフードの方が5倍以上ガスを発生します。大豆はそれ事態、亜鉛を含まないだけでなく、体内から亜鉛を失わせ、亜鉛がないと骨の障害が起きもろくなる。亜鉛は皮毛の状態を良好に保つミネラルで、大豆の摂取によりこれが不足することで、アレルギーとなり、甲状腺機能不全の原因となる。大豆は体内でカルシウムの機能を抑えてしまうので、余分にカルシウムを摂取する必要があります。皮膚の機能を低下させ、縫合手術後の回復を遅らせたり、傷口が開いてしまったり、感染症を起こしたりする場合もあります。自然界の犬科は豆類を食べません。日本のメーカーはまだ大豆類を使用しているものも多いですが、ペット先進国のヨーロッパなどの一流メーカーは大豆を使用していません。
(6)「ミートボーンミール」
ミートボーンミールは簡単に表すと肉骨粉です。
(7)「キシリトール」
シュガーレスの菓子類に広く使用されている人工甘味料キシリトールが、ワンちゃんの肝臓に障害を起こす可能性があり、場合によっては死に至らせる危険もあると、米国の獣医師らが、米獣医学協会(AVMA)のジャーナルで警告した。この報告を受け、砂糖の代わりとして使用されるキシリトールと肝機能不全などワンちゃんの病気との関連を疑う声が出てきました。
報告書を共同執筆したグワルトニー・ブラント氏によれば、ワンちゃんはキシリトールを少量でも摂取すると大量のインスリンを放出し、その結果血糖値が下がり、命に危険が生じるという。
同氏は「体重10キロのワンちゃんが1グラムのキシリトールを消費した場合でも治療が必要になる」としている。ただ、キシリトールと肝臓への影響を結論付けるにはさらなる研究が必要だとも話した。
(8)「レーズン」
レーズンの糖質が体の中に入ったときに化学変化してアルコールになり腎臓などに悪影響を及ぼしアレルギー症や急性腎不全になる報告があります。
(9)「脂肪、牛脂、家畜類脂肪・植物油」
脂肪に含まれる必須脂肪酸は細胞組織やホルモン、化学反応、主なエネルギー源として必要な栄養素であり、ワンちゃんの体の成長に大変重要な働きをします。動物性脂肪を使用しているフードの場合は「α-トコフェロールや○○トコフェロール」などの自然の酸化防止している物をおすすめします。
植物性脂肪を使用しているとしてもその加工方法はいろいろあります。植物素材からの冷却搾法などの適切かつ精密な方法で抽出されたものは問題ありません。熱処理や薬品処理によって抽出された植物性脂肪は微量栄養素が破壊され失われてしまいます。微量栄養素は、食品としての栄養内容に影響するだけではなく、植物性脂肪そのものの腐敗、酸化、劣化を遅らせる働きもしているのです。したがって熱処理や薬品処理によって抽出された場合には、植物性脂肪でありながら腐敗、酸化、劣化が早くなり、これを防ぐために保存料、酸化防止剤、防腐剤などが必要不可欠になってしまうのです。一般的に大豆油、コーン油、サフラワー油などがあるが、オメガ6の割合が高くオメガ3とのバランスがとれていないので、オメガ6の過剰摂取は腫瘍の原因となると言われている。
バランスの取れたフラックスシードオイル(オメガ6:オメガ3)、カノラオイルが好ましいが高価なため安価なフードには使用されていない。
※油脂、特に動物性脂肪の酸化を防ぐのに、酸化防止剤は不可欠といわれているが、植物油、とくに種子油は酸化を防ぐ天然物質のビタミンEを含み、なかなか変質しにくいのであるが、低コスト化のために化学薬品を用いて作りだしてしまうため、これらの物質も失われ、結果として抗酸化剤の添加が必要となってしまう。
冷却搾法か熱処理や薬品処理か分からない場合はメーカーに問い合わせてみましょう。
これらの原料・食べ物・成分って安心?その2
(10)「食塩」
自然のバランスのもとに含まれる塩(ナトリウム)は細胞の健康に重要だが、多すぎると繊細な構造を破壊する。
汗腺が発達しておらずほとんど汗をかかないワンちゃんは、ごく少量の塩分しか必要としません。
人と同じ食べ物はワンちゃんにとっては塩分が強すぎ体に悪影響を与えます。
人工的に塩分が含まれているフードやおやつなどを摂取している場合はたくさんの水を飲ませてください。腎機能が正常で充分な水分があれば過剰なミネラルは排泄されますが過剰摂取は体に悪影響を及ぼします。
(11)「BHA、BHT、エトキシキン、DDVP(ジクロルボス)」
これらは酸化防止剤(防腐剤)です。「BHA」は、ブチルヒドロキシアニソールと言い、もともとはガソリンの酸化防止のために合成された化学物質です。動物実験の結果発ガン性、歩行障害、呼吸困難、消化器官の出血、肝臓のうっ血があることが確認されています。厚生省の依頼で昭和53年から名古屋市立医大でラットの発ガン試験を始めていたが、BHA無投与のオス・メスとも全く発ガンしなかったのに対して、BHAを与えていた方には前胃に腫瘍が発生、扁平上皮ガン、前ガン症状である乳頭腫などができたのを含めるとオスは100%、メスは96~98%に及んだ。BHAをラットとハムスターに与えると、胃に扁平上皮細胞のガンを誘発した。(最も致命的なガンであり、多くの白い猫は扁平上皮細胞が皮膚の上で黒い腫瘍になった後、1ヶ月以内に死亡する。)BHAは胃と膀胱にガンを形成させた。
「BHT」とはヂブチルヒドロキシトルエンと言い、石油用の抗酸化剤として使用されています。今でも魚介類や乳製品に使われていますがアメリカの実験結果によれば膀胱ガンや甲状腺ガンを誘発する可能性があると報告されています。その他に、血中コレステロールの上昇、ヘモグロビンの減少、肝臓・腎臓の異変などの報告もあります。急性毒性、慢性毒性、特殊毒性とがあり、この特殊毒性のテストでラットの食餌に10%のラード、BHT0.1%を添加すると交配により得られた新生子に無眼球症がみられた。人間の食品の場合BHTには使用基準量が定められているが、他の薬品と併用された場合の相乗毒性の試験は全然行われていない。ペットフードに至っては、危険性は大であり、その悪影響の結果が新生子にみられている。毒性は急性症状として痙攣、失神、肺水腫、腎臓病、貧血を起こし、中枢神経の重い障害(麻痺、精神障害)を起こし、1日3回塗り続けると3ヶ月でガンが発病する。
「エトキシキン」日本で人の食品添加物として使用されたことがない。ダイオキシンと同じ成分。現在、人間の食品には一切認められていない添加物です。実験結果によると「アレルギー性皮膚炎、目と皮膚に炎症を起こす、肝臓・胃・膀胱・大腸にガンを形成」などが報告されています。未だBHE・BHT・エトキシキンなどの強い毒性をもつ物質を添加しているドッグフードが売られています。中には、自然食、ナチュラルドッグフードと表示しながらも、微量のエトキシキンやBHAが検出されたドッグフードもあります。それは原料になった家畜がこのような物質が含まれた餌を与えられたり農場に散布し育った草を家畜が食べていたからと言われています。何故このような物質を添加するのかと言うと、動物性脂肪の酸化防止、人工ビタミン、人工ミネラルの安定のために使用されるのです。BHAやBHTは簡単に言うと、ベトナム戦争時に米軍が撒いた「枯れ葉剤」とほぼ同じ成分です。フードに使用する際の安全性については未だ保証されていません。人が作ったダイオキシン系の最強の発ガン物質。
DDVP(ジクロルボス)化学薬品過敏症による報告があります。農薬として使われることが多く、欧米諸国では使用禁止薬物になっています。人間で、DDVP被ばくと白血病や非ホジキンリンパ腫・前立腺ガンとの関連が報告されています。動物実験では膵臓や乳腺の腫瘍、白血病が観察されており、米国環境保護庁および国際ガン研究機構では、DDVPを発ガン物質に分類しています。
(12)「コーングルテンミール、コーンミール」
コーングルテンミール、コーンミールはコーンシロップ・コーンスターチを製造したときにでる副産物です。これらは副産物であり搾りカスなので栄養素は低いです。
(13)「遺伝子組換作物」
実際のところ食べ続けるとどうなるかは誰も知らないのが現実です。
「遺伝子組み換え原料は不使用」と表示された食品には、遺伝子組み換え原料が5%まで含んでも良いことになっています。不使用と表示しながら実際は5%まで含まれていても不使用と謳えます。
(14)「各種ビタミン*、ビタミン類*、各種ミネラル*、ミネラル類*」
これらには天然原料から抽出したものと科学的に合成された人工のものがあります。特に明記されていない場合は化学合成されたものです。化学合成された人工ビタミン、人工ミネラルは、体内で栄養素としての役割を果たすことなく、ウンチやオシッコとなって排泄されてしまうのです。化学合成された人工物は天然ビタミン・ミネラルの化学式をまねただけの無益のものなのです。ときには悪影響を及ぼす有害な物質でもあるのです。まぎらわしい表示がされているドッグフードもあります、「天然ビタミン」と「天然型ビタミン」の違いは「天然ビタミン」は天然物から抽出された良質のビタミンです、「天然型ビタミン」は化学合成された人工ビタミンです。天然ビタミンと天然型ビタミンの働きには「天と地」ほどの差があるのです(比べる次元ではないくらい天然型は意味が無いのです)。天然酸化防止ビタミンは通常「○○-トコフェロール」と表示されています。これは脂肪そのものに対する抗酸化力が強いだけではなく、体内に入っても吸収力が高く、細胞の抗酸化に優れた機能を発揮することで、老化防止やガンの発生予防に働きかけます。では、どのようにして見分けるのか、原材料に記載されている物に「副産物、肉類、穀紛」などの上記に記載されている材料が使用されているドッグフードはほとんどが「人工ビタミン・人工ミネラル」と考えられます。
(15)「人間用牛乳」
ワンちゃんやネコちゃんは牛乳に含まれる乳糖は分解できません。通常、乳糖はラクターゼと言う酵素によって分解されますが、ワンちゃんやネコちゃんはこの酵素が分解できるほど体内に無いため、軟便や下痢、フケ症や体を掻く原因になります。
(16)「防腐剤」
防腐剤は必要ないものです。
ペットフードに使用される防腐剤のほとんどが人間や人間が食べる家畜のエサなどには使用してはいけないものが使われます。日本ではまだドッグフード対して安全基準が設けられてはいませんのでメーカーはフードを腐せないように使用します、これらの防腐剤は発ガン性物質が含まれており食べ続ければガンや重い病気になるのは避けられないでしょう。防腐剤が入っているだけでそのフードはやめた方がいいです。ホルマリンは有名な防腐剤ですが、半生タイプのフードやおやつに使われていることがよくあります。空気1リットル中に0.5ミリグラム混入すれば人間を死に至らしめる化学薬品です。
(17)「香料、着色料、硝酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、セレン酸ナトリウム、ニトロソアミン」
元々原料が粗悪な物や薬品など使用しているフードは香りや色が悪くワンちゃんが食べないケースがよくあります、そこで香料や着色料を使って香りや色を付けワンちゃんを騙して食べさせるようなものです。これら香料や着色料は人工物で食べ続けると中毒症状やガンなど重い病気になる場合がよくあります。特に「食用赤色2号、3号・食用黄色4号・食用青色1号、2号」などは大変危険です。赤色2号、3号は石油を原料にした着色剤で遺伝毒性や染色体異常が報告されています。黄色4号は食用着色料の中では最も多く使用されていますが赤色2、3号同様の問題が報告されています。着色剤は口に入れなければ触れても燃やしても気化しても大丈夫です。
「硝酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、セレン酸ナトリウム、ニトロソアミン」発色剤として使用されている。強力な発ガン性物質でニトロソアミンとして知られている。AAFCOでは20ppm以下と使用限度量を定めています。20ppm以下でも非常に強い毒性をもち微量でも効果抜群なので使用されることが多いです。
(18)「卵の白身」
皮膚炎を引き起こす可能性があります。卵を与える場合はよく火を通しましょう。
生の卵白には「アビジン」という酵素が含まれていて、卵黄に含まれる「ビオチン」(抗皮膚炎酵素)を阻害したりビオチンと結合してしまいビオチン欠乏症を招きます。皮膚炎・成長不良の原因になります。また、消化不良をおこし下痢をしてしまいます。黄身のみを加熱処理して与えてください。
(19)「白米、醸造米(汚染米)」(賛否両論)
ビタミンBの75%を失わせると報告があり白米はカロリーが高く、ビタミン・ミネラルをあまり含んでいないので、発育遅延・肥満の原因になります。醸造米は栄養分がさらに失われた白米の壊れた粒だからです。米類を選ぶのであれば「玄米・全粒米・胚芽米・米」などが好ましいです。
(20)「人間の食べ物」
基本的には人間の食べ物はワンちゃんには与えないでください。人間の食べ物は塩分や香辛料などワンちゃんにとって非常によくない物ばかりです。人間の食べ物を与えているとドッグフードなどは食べなくなり肥満になりやすくいろいろな障害が出てくるので人間の食べ物はなるべく与えないようにしましょう。
人間の感覚で「この位だったらいいだろう」と思ってもワンちゃんにとっては塩分などの過剰摂取になりますので人間の感覚でワンちゃんにものを与えないでください。
(21)「子犬に過剰なカルシウム」
過剰なカルシウムは、かえって発育を悪くします。
子犬にはパピーフードやミルクに含まれているカルシウム量で十分です。他にカルシウムを添加すると骨の発育に障害を及ぼし骨の成長が早く止まってしまい関節などに障害がでて関節炎や股関節形成不全などになりやすくなります。
(ミネラル類は過剰に与えると結石の原因や他の障害が発生するので必要分以上は与えない方がいいです)
子犬に余計な物は与えない方がいいです、生後6ヶ月以下の子にはミルクとパピーフードで十分です。
胃腸系がまだ発達していない子犬に余計な物を与えると食物アレルギーになる可能性があります。
これらの原料・食べ物・成分って安心?その3
(22)「玉ねぎ、ネギ、ネギ科」
ワンちゃんの赤血球を破壊する成分アリルプロピルジスルフィドという物質が含まれていて、貧血を起こす可能性がある。最悪死亡する怖れがあります、食べてしまったらすぐに獣医に診てもらってください。
(23)「食パン・パン」
食パン・パンには小麦粉と塩が含まれています。これらはアレルギーの原因になり湿疹や痒みを及ぼします。
(24)「アルコール」
動物にお酒を絶対に飲ませてはいけません。急性アルコール中毒を起こして死亡、呼吸困難、痙攣、腎臓や肝臓などの臓器に多大な悪影響を及ぼします。
(25)「カフェイン」
コーヒー、ココア、緑茶などに含まれる。不整脈などを引き起こします。
(26)「プロピレングリコール・プロピレンガレード・ジエチレングリコール・ディート」
不凍剤にも使用される物質。フードの保存料、着色料、防腐剤などとして使用されますが、発ガン性物質であり、接触皮膚炎、腎臓障害、肝臓異常に関係し、皮膚細胞の成長を阻害し、細胞膜障害による湿疹、乾燥肌、表皮障害などを引き起こす可能性があります。赤血球を破壊し貧血などの原因になる。もちろん人間にも悪影響を及ぼします。ジエチレングリコールは腎臓や中枢神経に悪影響を及ぼす有毒物質で、過去多くの死亡事故が起きています。安価な甘味料・保湿剤として使用されるケースが多い。○○グリコールが入っていたら避けた方がいいでしょう。
ディートは一般的に殺虫剤や虫除けスプレーに使用されています。ディート(ジエチルトルアミド)は安全であると一般に信じられているが、重度の神経障害や皮膚炎などを起こすことが実証されています。動物実験で連続的摂取により神経毒性が見られたとの報告もあります。
(27)「砂糖」
砂糖や砂糖を含むものは骨や歯茎を弱めます。しかも抗病原菌や抗アレルギーの働きを持つビタミンCを破壊してしまいます。必要以上に与えないでください。
(28)「硫酸銅」(賛否両論)
農薬の一種で、微量なら代謝するが使用されていないのが好ましいです。
(29)「粉末セルロース」(賛否両論)
不純物を取り除き、機械的に分解したセルロース。繊維質の植物原料からパルプとして取り出したアルファBセルロースを加工して作る。簡単に言うと残りカス。
(30)「鉄タンパク質化合物、第一酸化鉄、硫酸第一鉄」(賛否両論)
血液中のヘモグロビンを作るのに必要だが硫酸第一鉄はナチュラルを謳うフードが天然の防腐剤として使用しているビタミンE(トコフェロール)の量を減少させる可能性あります。微量なら大丈夫でしょう。
酸化鉄はサビた鉄と同じである。○○鉄などの表示ではなく「鉄」だけの表示の物が好ましいです。
(31)「酸化銅、銅タンパク質化合物、」(賛否両論)
余分な銅は肝臓に蓄えられます。銅が過剰に添加されたフードは肝臓病の原因になりうる。これらを扱う場合は非常に危ない物質のなで完全防備な服装が必要になるくらいの劇薬です。○○銅などの表示ではなく「銅」だけの表示の物が好ましいです。
(32)「パラベン」
たいがいのシャンプーや化粧品類に防腐剤や安定剤として添加されています。パラベンは、フェノール(オキシベンゼン)、クレゾール(メチルフェノール)、サリチル酸などと同じように、防腐・抗菌効果があるのですが、人によっては接触性皮膚炎を起こし、飲み下すとむかつきや嘔吐、酸性症、薬物発疹、肝炎などを起こすといわれています。パラベンは、合成洗剤などにも配合されていますが、環境ホルモンの一種であるアルキルフェノールと似た性質を持っているので、環境ホルモン作用を持つのではないかと疑われています。シャンプーなどの化粧品類には、このパラベンの他にエデト酸塩、ジブチルヒドロキシトルエン、塩化ベンザルコニウム、プロピレングリコール、赤色202号などの表示がされています。これらは「表示指定成分」といわれ、薬事法で「アレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある物質」として表示が義務づけられているものです。
(33)「ゾルシン」
シャンプーなどに使用され、表皮剥離や角質溶解を目的に添加されますがかゆみなどの副作用がでると言われています。ゾルシンが含まれているシャンプーなどを使用してかゆみがでたら止めた方がいいでしょう。
(34)「ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na・硫酸ドデシルNa」
肌への影響は少ないと言われていますが、急性経口毒性があり皮膚や眼に炎症を起こし、発ガン性や被毛発育障害を発生させ、ひどい乾燥肌を引き起こす可能性が報告されています。
(35)「EDTA-4Na」
製品の劣化を防ぐ合成化学物質保存剤です。
(36)「消化しにくい物」
イカ、タコ、エビ、カニ、クラゲ、コンニャク、タケノコ、シイタケ、柑橘系など消化しにくいものは、消化不良・下痢や嘔吐の原因になります。アワビなどの貝類は皮膚病などの病気の原因になる恐れがあります。豆類、ナッツ類はのどに詰まらせる危険もあります。余計な物は与えないでください。
(37)「絶対に与えてはいけない物」
人間の食べ物、ネギ類、ニラ、チョコレート、カフェイン。
ネギ類の成分が赤血球中のヘモグロビンを変化させ、最終的には赤血球を破壊してしまいます。症状は、貧血でぐったりして呼吸が荒くなります。また、嘔吐・下痢・血色素尿(赤い尿)・黄疸・肝臓肥大などをおこします。
ハンバーグやタマネギの入ったスープ、ネギ類は加熱しても毒性は破壊されませんので与えないでください。
「チョコレートやカフェイン(お茶、コーヒー、ココア、コーラなど)」
不整脈、下痢・嘔吐・体温不調・多尿・尿失禁、痙攣やテンカン発作の原因になります。
特にチョコレートは、中枢神経を刺激して中毒を起こす危険があります。
その他、香辛料、骨、塩分が含まれている物、柑橘系、パン、お菓子などいろいろです。「鶏、魚の骨」硬く、折れ口がとがる骨などは消化器官や内臓を傷つけることがあります。
鶏の骨は特に縦に鋭く裂け、食道などにつき刺さる危険があります。
「ケーキ、お菓子、スナックなど甘い物」肥満や歯槽膿漏の原因になります。
砂糖は、骨や歯を浄化する体液の働きを妨げ結果的に骨や歯茎を弱めたり、ビタミンCを破壊します。
「香辛料、調味料、刺激物などが含まれている物」ワンちゃんには全く必要ありません。
わさび・唐辛子・コショウなどの刺激の強い香辛料は、胃を刺激して感覚を麻痺させる危険があります。
涙やけの原因(鉄分)
涙やけの原因はいろいろあります。一番多いのはフードに含まれる薬品(防腐剤や合成添加物)や粗悪な原料などが原因になると言われています。薬品や粗悪な原料などが体から排出される時、涙や汗排泄物、唾液などで体の外へ鉄分も一緒に出ます。
このときに薬品など多く(鉄分)含んだフードを食べていると涙や目ヤニが多くでます。涙の流れ道である涙管を目ヤニなどでふさいでしまい涙が涙管を通らずに外にあふれ出てその涙を餌とする赤い色を出す細菌が繁殖しているために起るとも言われています、薬品などを含んだフードは涙や目ヤニが多く出ます、まずは涙の量を減らすことを重視してください。
良いフードに変えるだけで涙や目ヤニが減り涙やけが治るケースはよくあります。
次に、角膜の傷が原因と言われています。逆さまつ毛や目の周りの毛が目に入り角膜にミクロの傷を付けその傷を修復しようと角膜内部に血管がはしり角膜の表面の傷を潤すために涙が多くでます、この涙を餌さとする赤い色を出すバクテリアが繁殖し涙やけになるとも言われています。その場合、逆さまつ毛は無いか、目の周りの毛が角膜に着いてないかを調べてください。逆さまつ毛を抜いたり角膜に着いている毛を常にカットしてあげるだけで涙やけが治る場合があります。他に、ドライアイや遺伝性などもあります。
それでも涙やけが治らない場合は、出た涙が涙管に吸い込まれずに、目の外側へ流れ出てしまいます。
涙管が詰まってしまっていることは、実は少なく目頭の形に問題が多いので、涙管洗浄(涙管に管を通して、涙管の掃除)をしてもらってください。
この場合外科的な処置をして瞼や涙管の入口の形を変える場合もごくまれあるそうです。
涙管洗浄は1度や2度ではキレイにならない場合がありますが何度か続けるとキレイになる場合が多いです。
涙やけを治すにはフードやおやつ類を自然食の良い物に変える、角膜に傷がないか調べる、涙管洗浄をするか涙管などの形を変えて涙を通しやすくする、これらのことが大切だと言われています。
この細菌は鉄分をエサとし成長繁殖を繰り返していると言われているので内臓(副産物)を多く含むフードや酸化鉄などの原料を使用していないフードに変えると涙やけが治るケースもあります。
食物アレルギーの原因
食物アレルギーの原因の基本的なことは、特定のタンパク質や今まで食べたことがないタンパク質を分解できなくアレルギー反応を起こします。胃と腸から分泌される消化酵素によって食物のタンパク質をアミノ酸まで分解します。
タンパク質の分解が完全であればアレルゲン(免疫反応を引起す抗原)はありません。しかし消化が不十分でタンパク質を完全に分解できずに微量でも残っていると体の免疫細胞がそれを異物だと判断しIgE抗体を作ります。
そして再度入ってきた食物のタンパク質を完全に分解できないとIgE抗体が未分解のタンパク質を攻撃しアレルギー反応がでます。食物アレルギーは未消化のタンパク質が原因で起るので、食物の消化を助ける消化酵素をフードに混ぜるとまれに改善する場合もあります。または、胃腸系のサプリメントで特にジュウモウを強くしてくれる物もよいでしょう。または、アレルゲン物質(アレルギー反応を起こす食べ物)が入っていない質の良いフードに変更しアレルゲンを取り込まないようにする。
これはほんの一例ですが、鶏肉アレルギーのワンちゃんがいます、鶏肉を含んでいるフードを食べるとアレルギー反応がでます、しかし、良質な鶏肉ではアレルギーは出ません、それは何故?いままで食べていたフードに含まれている鶏肉が粗悪な原料でしかも薬品や防腐剤、合成添加物が含まれておりそれらがすべての原料と混じり鶏肉事態も完全に消化できず未分解のタンパク質が残り鶏肉アレルギー反応がでます。良質な鶏肉の場合、薬品や防腐剤、合成添加物が含まれておらず完全に消化でき未分解のタンパク質が残らずアレルギー反応を起こさない場合もあります。
消化機能がまだ未発達の子犬には十分注意してください。
子犬であればあるほど良質なフードを与えて消化吸収をよくし内臓の発育をよくしてあげてください。
次の食物に対するアレルギーを持つ子には交差性がある他の食物も注意してください。
牛肉アレルギー:牛乳、牛皮、羊肉、豚肉、馬肉、ウサギ肉、鶏肉、肉類全般に注意。
鶏肉アレルギー:七面鳥、鶏卵、ウズラ、ウズラの卵にも注意。
七面鳥アレルギー:鶏肉類にも注意。
ミルクアレルギー:チーズ、山羊ミルク、乳将にも注意。
マグロアレルギー:鮭、オヒョウにも注意。
タラアレルギー:タラ科、ウナギ、サバにも注意。
穀草アレルギー:セイバンモロコシ、サトウキビにも注意。
オートミールアレルギー:そばにも注意。
豆アレルギー:ピーナッツ、インゲン豆にも注意。
コーンアレルギー:セイバンモロコシ、サトウキビ、トウモロコシにも注意。
ポテトアレルギー:ピーマン、フトモモ科の木や実にも注意。
ニンジンアレルギー:セロリ、ウイキョウ、パセリ、キュウリ、スイカ、メロン、キウイにも注意。
えんどう豆アレルギー:ピーナッツ、大豆、インゲン豆にも注意。
ワンちゃんに野菜は必要?
ワンちゃんに野菜や穀物は必要ですが人なみには必要ありません。
ですがワンちゃんは肉食系の雑食動物ですので生野菜はまずどんな物でも与えない方がよいでしょう。
胃腸で全く消化吸収できない訳ではありませんが生野菜は与えても消化吸収が容易にできません、消化吸収できない物が入ってくれば胃腸系の働きはおちます。
これを毎日毎日続けると問題が出てくるので生野菜はどんな物でも与えない方がよいでしょう。
免疫力が強い若い子は目に見える変化は起こりませんが、長い間与え続けていると年を取った時免疫力が落ちた時などに今までの積み重ねでなんらかの問題が起こる可能性が大きいです。
では湯がいた野菜はどうでしょう?湯がけば消化吸収が容易にできると思いますが湯がこうが磨り潰そうが与えてはいけない野菜はたくさんあります(詳しくは上記に記載してあります)。元々胃腸系の働きが悪い子(遺伝的・病気など)には湯がいても与えない方がよいでしょう、基本的に総合栄養食のドッグフードですべての栄養は取れます。
野菜をトッピングしてるワンちゃんによくあるのが「尿結晶、尿結石」です。
前項の(4)の「キャベツ」の覧にも記載してありますが野菜に含まれるシュウ酸カルシウムが結石や結晶を作るので特に見た目に緑の濃い野菜は控えた方がいいです。
(余談)野生の肉食動物
例えばライオンがシマウマを襲って食べる時には皆様は肉を食べているように思いますが一番強いライオンはシマウマの腹を引裂き植物が発酵している腸を食べます。
何故腸かと言いますと、肉食動物は自分で草などの植物を食べ消化できないことを知っています。
草食動物が植物を食べ胃で消化され腸内で発酵している植物が自分に一番必要なことも知っています。
強いライオンは腸・肝臓・腎臓・心臓・他の内臓を食べます。
この腸内で発酵している植物が肉食動物にとって一番の栄養素となるので肉食動物は草食動物を襲ってエサにするのです。
弱いライオンや遅れてきたライオンは仕方なく周りの肉を食べるので皆様は肉を食べているように勘違いしますが肉食動物が一番必要な部位は発酵している腸内の植物(野菜)なのです。
冒頭で説明した通り、ワンちゃんは肉食よりの雑食動物なので植物を容易に消化吸収はできませんので生野菜、湯がいた野菜は与えない方がいいと思います。
どうしても与えたいのであれば芋類程度にしてください、ジャガイモ、カボチャ、サツマイモ程度にした方がいいと思います。
生肉って大丈夫?
生肉は以前からホリスティック獣医師によって推奨されてきました。
その理由として安いペットフードや粗悪な原料や薬品が混入しているフードと比較して安全であり、ワンちゃんやネコちゃんの祖先は生食であった本来の食性や生食に含まれる消化酵素が必要と考えられていたからです。
ですから、すべてのワンちゃん・ネコちゃん(固体)に適した食事ではないことや現在の改良されたペット達は野生動物とはかけ離れているということを覚えておきましょう。
野生動物は母親が生肉や骨を食べ子どものために食べやすくするため吐き戻し与えていることによって本来野生動物が持つ消化酵素・細菌などを受け継ぎます。
そのため野生動物は生肉を食べても問題なく消化吸収できるのです。
ところが現在は数百年前から改良され百年以上前からペットフードを食べて育ってきたペット達にはこれらの本来野生動物が持つ細菌消化酵素などをほとんど持っておらず体に異変が起こる場合があります。
純血種に多い体質的に膵臓の働きが弱いワンちゃん、特に小型犬では生食を十分消化できずに、軟便や下痢をしてしまう傾向があります。
一般的に入手できる肉は、何らかの毒素が脂肪部分に蓄積していることが多いので、加熱処理して十分な脂肪や灰分を落とした方が安全と言えます。
過熱処理した肉はあくまでもペットフードのトッピングとして考えてください。
特に免疫力の発達していな子犬に生肉を与えると体調を崩しやすく食物アレルギーの原因となりますので
当店では生肉はおすすめしません。
手作り食って大丈夫?
ここ数年、熱心な飼い主さまの間では、手作り食が増えているようです。その理由としてペットフードに対する不安や、ペットフードをペットが食べてくれないからという意見が多いです。
しかし、実際のところこのような単純な理由から素人が作るフードは安心なのでしょうか?
インターネットのホームページや手作りレシピ本などで紹介されている作り方や食材は実験研究しているのか?
答えはほぼ“NO”です。
中には獣医の手ほどきを受け作っている方も多いですが、獣医の手ほどきを受けたレシピに「繊維質をとるためにキャベツを入れましょう」や「大豆を入れると良い」などと書いてありました。
キャベツや大豆は、元々与えてはいけない野菜・穀物のひとつです。
獣医の手ほどきを受けていても獣医事態食に関して勉強していない方がいるのですべてを真に受けるのは危険です。
栄養管理士の免許を持っている当店責任者の私でも実際手作り食で完全な総合栄養食を作るには1食に対し2,000~5,000円くらいかけないと完璧な総合栄養食を作れません。
ビタミンやミネラルが多いからと言って食材を多くしてもバランスが取れていないと意味がありません、特に必要摂取以上にミネラルが多い食事は危険です。
人間でも高ミネラル(高カロリー・高脂肪)を長い間摂取していると肝臓・腎臓・膵臓など影響を受けやすく病気などになりやすくなります。
ワンちゃんやネコちゃんは人間とは異なる特殊な栄養要求があるため、ただ単に与えてはいけない食材や、ペットの好む食材だけで作った食事では、継続して与えるうちに様々な栄養の過剰や不足を生じる可能性が高くなります。
よって手作り食のみを毎日与える場合、確固たる知識と信用の元、栄養バランスを詳細に計算しない限り栄養バランス・消化・吸収性などを研究しつくしたペットフード(総合栄養食)の方が安心と言えます。
上記に記載してある項目は自己判断のうえ行ってください、当店は一切の責任を負いかねます。
成犬1日あたりの体重別カロリー要求量
体重 | カロリー/1日 | 体重 | カロリー/1日 |
1kg | 132cal | 15kg | 1006cal |
3kg | 301cal | 20kg | 1248cal |
5kg | 441cal | 25kg | 1476cal |
8kg | 628cal | 30kg | 1692cal |
10kg | 742cal | 40kg | 2100cal |
12kg | 851cal | 50kg | 2482cal |
参考データです。ワンちゃんの個体差を考慮しながら適切なカロリー計算してください。
5大栄養素・ビタミン・ミネラル・その他の説明
1)炭水化物(糖質)
炭水化物は糖質と繊維からなります。糖質(炭水化物)は単糖類、2糖類、多糖類の3種類に分類されます。単糖類・2糖類は急激に分解・吸収されるため、血糖値も上がりやすく、中性脂肪も合成されやすくなります。
逆に、多糖類はゆっくり吸収されるため、急激な血糖値の上昇もなく、中性脂肪もゆっくりと作られます。
2糖類と多糖類は唾液の酵素や、小腸の酵素により、単糖類に分解され小腸より吸収されます。余分な糖質は、体中で中性脂肪となり、皮下に貯えられます。血糖として体中に存在し、エネルギーの補給をします。病気に対する抵抗力や治癒力にもなります。ブドウ糖は脳細胞への唯一のエネルギー源となります。肝臓にグリコーゲンとして貯えられ、アルコールなどを分解する解毒作用として働き、また肌荒れ防止の働きもします。炭水化物の過剰摂取は摂取エネルギーの摂りすぎになり、肥満を招き、様々な病気を引き起こします。(高脂血症、高血圧、糖尿病など)
しかし、炭水化物が不足すると、疲労感が生じて、エネルギー不足になります。脳へブドウ糖が供給されなくなり、思考力や記憶力が低下します。意識障害を起すことがあります。また、肝臓の解毒作用が衰え、肌荒れなどの症状が出ます。全粒小麦、大麦、玄米、胚芽、オリゴ糖、全粒コーン、亜鉛、オートミールなどから摂取されます。
2)タンパク質
20種類以上のアミノ酸の集合体でその組み合わせによって、筋肉、皮膚、血液、骨、酵素、髪の毛などを構成している他、代謝調節、免疫機能維持、酵素やホルモンの材料となる役割があります。体の組織を作るための栄養素です。アミノ酸のうち体内で作ることのできないものを必須アミノ酸といい、食事から摂取する必要があります。体重の約1/5をしめ、1gあたり4kcalのエネルギーを持っています。タンパク質は常に分解と合成を繰り返し、身体を作り直しています。正肉、コーングルテン、自然乾燥卵、乾燥ビール酵母などから摂取されます。
3)ビタミン・ミネラル
炭水化物やたんぱく質、脂肪などのエネルギー源を効率よく働かせるのに必要な栄養成分です。ビタミンとミネラルをバランスよく配合することで、消化吸収や筋肉、骨の発達、健康な皮膚と毛を作り上げる手助けをします。ビタミンCはワンちゃんの体内で生成されます。水溶性ビタミンは、余分は排出されるので上限はありませんが、脂溶性ビタミンは体内に蓄積されるので、過剰摂取すると害があります。ミネラルは、過剰に摂取すると害があるものが多く、ワンちゃんでも、人でもミネラルは、他のミネラルと助け合って働くので、バランスが大切です。(下記参照)水溶性ビタミン:C、E群。脂溶性ビタミン:A、D、E、K群。
フード中に%単位で必要なものを多量ミネラルと言い、kg中にmb単位で必要なものを微量ミネラルと言います。ミネラルが欠乏すると、貧血、食欲不振、繁殖障害、成長低下などが起こります。
4)脂肪
脂質は1gあたり9kcalの熱を発し、糖質やタンパク質の2倍以上のエネルギーを供給できる最も高いエネルギーになります。脂質には、体内では作ることのできない必須脂肪酸が含まれており、体の細胞膜の成分・ホルモンの材料となっています。主な働きは、ビタミンの吸収をよくする、体温の保持、臓器の保護、細胞膜の生成、必須脂肪酸(体内で合成できない)の供給源。脂質の過剰摂取は肥満になりやすく、高コレステロールからくる動脈硬化や心臓発作、脂肪肝や痛風、ガンなど成人病の原因となります。
また、脂質が不足すると便秘や皮膚やコートの荒れる原因となり、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収が悪くなり、不足しやすくなります。鶏脂肪から摂取されます。
5)繊維
消化器官の働きを活発化させ、便通を良くする働きがあります。バランスよく摂取することで、大腸の機能を円滑化させ健康を維持できます。野菜、穀物などから摂取されます。
「水」生きる上で最も重要な栄養素です。血液中やリンパ液、細胞内などに存在し、体内の約70%を占めています。10%以上が失われると、動物は危篤状態に陥ります。ドッグフードでは、フードに含まれる水分量により形状が異なり、ドライフードは10%以下、缶詰では75%前後含まれています。
「トッピング」はフード全体で20%以下にしてください、総合栄養食のドライフードにトッピングを入れ過ぎると栄養のバランスを崩す怖れがあります。
「オメガ3、オメガ6」とは、端から3番目の炭素に最初の二重結合が起こる脂肪酸をオメガ3、6番目に起こるものをオメガ6としている。オメガ3、6系の脂肪酸のバランスは、健康のバランスを左右する、これが欠乏すると、ワンちゃんでは子犬の成長が遅れ、皮膚、被毛の状態が悪くなります。この2種類の脂肪酸がエイコサノイド(オメガ3、6系の多価不飽和脂肪酸から作られる、ホルモンに似た物質)の原料となり、身体の調整をする役割をしている。このふたつのうち、どちらかひとつが多すぎても少なすぎても、その機能は正常に働かない。
「キトサン」は神経再生、皮膚再生、再生医療素材として注目をあびている物質です。白内障を遅らせる効果もあり体内の毒素を排出し解毒作用、免疫力を高める、細胞の活性化、抗菌や防カビ作用、腸の活性化、ガン細胞増殖防止、血管の掃除、老化防止などいろいろな良い効果があります。
「フラクトオリゴ糖」糖質と繊維からなる炭水化物は、体や脳、神経など生命の機能に必須のエネルギー源です。糖質は体内ですぐに消化されエネルギーになり、免疫反応や老廃物の排出、ホルモン作用などに働きます。
「アルファルファ」草丈が1m程度の豆科の多年草で食物繊維や、ビタミンA、K、B6、カルシウム、リンを豊富に含みダイエット食品として注目を集め、食物繊維が多いので、腸内の発ガン物質などの腐敗生成物を吸収し、便秘を改善、ビタミンA、K、Uなどの栄養素が豊富で便秘が改善された結果、腐敗物質がすみやかに体外へ排出されるので、肝臓の負担が軽くなります。
「βグルカン」砂糖から発見された黒酵母菌(アウレオバシジウム属)を培養し、この培養液から抽出されたものです。βグルカンには、高濃度の多糖体が含まれていて、免疫をつかさどるマクロファージ、T細胞、NK細胞などを活性化させ、インターフェロンといった物質の生成を促進する、免疫力を高めてくれます。
「(乾燥)ビール酵母」とは、ビールを作る際にできたビール酵母を加熱乾燥し細胞壁に傷を付けて栄養素を効率良く吸収できるようにした物が乾燥ビール酵母です。ビール酵母には体内で合成できない必須アミノ酸をはじめ、10種類以上のアミノ酸、ビタミンB郡、ミネラル、食物繊維や鉄分などが豊富に含まれており、栄養価の高い食品です。さらに天然のプロテインサポニンが5%配合されております。
「コンドロイチン」動物の軟骨部分で生成される粘着物質としてコラーゲン繊維を互いに強固に結び付ける働きがあり、軟骨組織に保水性・潤滑性・弾力性を与え、関節痛などの疼痛の緩和をする他、免疫機能を向上させる役割もあります。
「グルコサミン」グルコサミンは軟骨の主成分であるコラーゲン・プロテオグリカンを作り、関節部分の細胞の新陳代謝に貴重な役割を果たしています。グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントの効力をよりよく発揮するには生牛肉を食べさせ体内で生牛肉を消化吸収できる抗体を作るとグルコサミンやコンドロイチンの働きをよくできます。体内で抗体ができるまでは多少下痢する場合がありますが抗体ができれば下痢は治ります。
「塩化コリン」脂肪との代謝に必要な補酵素成分で、血管壁へのコレストロールの沈着を防ぎ、肝臓に脂肪が溜まらないように働く機能があります。また脳の記憶形成を助ける働きもします。
「レシチン」細胞の重要な構成部分であるリン脂質で、脂肪の消化を助けるコリンの主成分です。脳神経の活性化、皮膚の再生に使われる他、細胞の中で必要な栄養素を吸収し、老廃物を排泄させる新陳代謝を促進する機能があります。
「葉酸」ビタミンB12と協力し合い、赤血球の形成や細胞の遺伝物質、およびDNA合成に重要な役割を持ちます。妊娠期や授乳期には特に葉酸が大切で、不足すると子犬の脳神経に障害が発生したり発育に影響を及ぼします。
「パントテン酸」パントテン酸はビタミンB5とも呼ばれ、他のビタミンB群同様、糖質・脂質・たんぱく質の代謝に関わっている。パントテン酸はビタミンCとともにアレルギー、ストレス、疲労回復に効果的である。慢性関節リュウマチ、神経炎、神経疾患、てんかんを防ぐ補助的役割もある。さらに、抗生物質の害を防ぎ、放射能の害からも細胞を守る。また妊婦や授乳犬などのワンちゃんの栄養補給にも役立つ。
「ニコチン酸」ニコチン酸はビタミンの一種で、体の酸化還元反応にかかわっています。また、皮膚や粘膜を正常に保つ働きや、血行をよくする作用もあります。タバコのニコチンとは全く違うものです。
「鉄」鉄は主に体の各器官に酸素を運ぶ役割を果たします。不足すると体が酸欠状態になり、息切れ、めまいなどの貧血による症状が表れます。疲労を防ぎ、病気に対する抵抗力をつける効果があります。
「亜鉛」亜鉛を必須成分とする酵素は200種以上もあり非常に重要な栄養素です。正常な皮膚、毛、骨を正常に保ち、骨の石灰化にも働きます。発育を促進し、傷の回復を早め、また味覚を正常に保ちます。
「銅」ヘモグロビンの合成を助け、貧血を予防します。コラーゲンの生成に働き、骨や血管壁などを強化します。毛や皮膚の色を保つ働きもあります。
「コバルト」ビタミンB12を構成する成分であり、赤血球の形成に大きな役割を果たします。また悪性貧血を防ぎ、神経の働きを正常化する働きもあります。
「マンガン」骨の形成やその他の結合組織の成長に関わります。骨や関節を丈夫にする結合組織はマンガンが補酵素となっている酵素がないと合成できないため、成長期に不足すると発育不全になってしまいます。
「セレン」毒性物質から細胞組織を守る働きがあります。ビタミンEと併用するとより効果的です。
「ヨウ素」細胞の中の酸化率を調整するホルモンを生成する働きがあります。
「カリウム」体内で不足しやすいミネラルであり、生命活動を維持する上で重要な役割を担っています。細胞内外の水分調整、筋肉の疲労防止、血液の正常化を維持する働きがあります。
「カルシウム」アセチル酵素の補酵素として、歯、骨の形成と維持、また脂質・糖質・たんぱく質の代謝に働きます。体の成長を助け、自律神経を正常に保ちます。また免疫力を強くする役割があり、薬の副作用を軽くします。
「ビオチン」ビタミンHとも呼ばれ、糖質や脂質、たんぱく質の代謝を助けます。毛や皮膚の健康に大切なビタミンであり、不足すると疲労感や湿疹といった症状が見られます。
「カルニチン」アミノ酸の一種で、脂肪を燃やしてエネルギーに変換し、筋肉を強くします。肉などの動物性の食品に多く含まれています。人に関する臨床的な研究で、ウェイトコントロールに有効であることが確認されております。昔はビタミンBと呼ばれていました。
「ナイアシン」ビタミンB3のこと。新鮮な肉や穀類、酵母に存在します。糖質・脂質・たんぱく質の代謝に働き、脳神経を正常に保ちます。食欲不振、下痢などの胃腸障害を緩和し、皮膚を健康に維持する働きもあります。
「メチオニン」ワンちゃんの体にとって不可欠の必須アミノ酸であり、たんぱく質を形成するために必要なシステイン・窒素混合物を合成します。
「リジン」カルシウムの吸収に働きかけて骨の発育を助けるなど、身体の組織形成、修復に役立ちます。
「ユッカ抽出物」ユッカの成分には便の中に含まれるアンモニアを最大60%吸収する働きがあり、匂いを緩和させます。
「DHA」ドコサヘキサエン酸と呼ばれる必須脂肪酸の一種(栄養素)です。免疫力アップに役立ちます。
「オートミール」オーツ麦のもみ殻を除いて蒸らしてから押しつぶし、乾燥させたものがオートミールです。別名、燕麦とも呼ばれる食物繊維、鉄分、カルシムウ、ビタミンB1・B2、タンパク質を多く含んでいます。
「小麦胚芽」は、小麦粒のはじにある小さな胚芽のことで、小麦の2%。ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6など非常に高い栄養素を含んでいます。小麦胚芽は、小麦の発芽の際に幼根や子葉となるいわば生命力の中心となる重要な部分であるため貴重な栄養成分が集中しています。また、小麦胚芽は「植物のたまご」といわれるほど、5大栄養素を含むバランスの良い食べ物として知られています。
「プロバイオテックス」腸内には、有用な菌(プロバイオティック乳酸菌、ビフィズス菌)有害な菌、日和見菌が約100種類、100兆個住んでいます。健康な腸内は、有用な菌が優勢な状態でバランスがとれています。ストレスや過労、老化などにより、バランスが崩れ、有用な菌の数が減り、有害な菌や日和見菌が優勢となり、腸の働きに悪影響をもたらすようになります。その結果、下痢や便秘、腹痛などの症状をもよおします。プロバイオティック乳酸菌は、有害な菌の増殖を抑えてビフィズス菌の増殖を助け、腸内の細菌のバランスを正常にします。また、プロバイオティック乳酸菌やビフィズス菌が作りだす乳酸や酢酸が、腸のせん動運動を活発にし、消化・吸収を高め、排便しやすい状態にします。その他にコレステロールを下げる作用や免疫力を高め、病気にかかりにくくしたり発ガン因子を除去したり乳糖の分解を補助する作用があります。
「マイロ」マイロとは、日本名で「こうりゃん」または「たかきび」と言い、その起源は5000~7000年前に現在のエチオピアやスーダンあたりで栽培され始めたものと言われています。乾燥、暑さに強い穀物です。もろこしの一種で主な産地としては、アメリカ・アルゼンチン・オーストラリアがあげられます。
「ホエイ」ヨーグルトを静かに放置しておくと上部に液体が溜まることがあるが、これが「ホエイ」です。尚、固形物成分はカードと呼ばれます。チーズ生産過程で作られたホエイの大半は廃棄されているが、栄養価が高く脂質が低いことより、優れた食品であるとの認識が高まってきています。生クリームの代わりとして料理に使用すると、カロリーを大幅に下げることからダイエット効果が期待できます。イタリアなどではホエイからさらにチーズを作ることもあり、ホエイから作られたチーズはホエイチーズと呼ばれ、リコッタなどがその種類に属します。北海道南十勝地方などでは、食用の豚にホエイを与えて飼育することが行なわれています。このように飼育された豚はホエイ豚と呼ばれて豚が健康になり、肉の旨味も増すといわれています。
「加水分解肉」摂取した植物のタンパク質は胃で酵素の働きにより小さな分子に分解されていきます。最終的にアミノ酸まで分解されたものを加水分解と呼びますが、この加水分解されたタンパク質はアレルギー反応を起こさないとされています。
「ビートパルプ*」基本的には繊維で消化器官の働きを活発化させ、便通を良くする働きがあります。バランスよく摂取することで、大腸の機能を円滑化させ健康を維持できます。ただビートパルプにもいろいろな種類があり、ものによってはただの副産物のものもあります。
「有機栽培」とは、生産過程において、原則として化学合成農薬、化学肥料および化学合成土壌改良資材を使用しないで、3年以上経過し、堆肥などによる土づくりを行った土地において収穫された農産物をいいます。
「スペルト小麦」とは小麦の原種にあたる古代穀物です。人為的な加工は全く加えられていませんので完璧な自然食と言えます。スペルト小麦は普通の小麦とは構造が違うので、栄養上重要なふすまや胚芽が製粉工程で除去されることなく重要な栄養素は残ります。スペルト小麦の高い水溶性によって、含まれている栄養素は身体へとすばやく吸収されそれらの栄養素はわずかな消化作業で体のすみずみの身体組織に利用されます。
スペルト小麦は最良の食物繊維の供給源であり、大量のB17(抗ガン物質)や多くのポリ不飽和脂肪を含んでます。このような理由からスペルト小麦は病気の治療にも高く評価され使用されています。ドイツのKnostanz地方にある大手病院では、スペルト小麦を多くの病気治療の補助手段として使われています。特に疱疹とエイズのような慢性の感染症、または神経の病気、例えばパーキンソン病やアルツハイマー病、骨の病気、関節炎、ガンの治療薬剤および抗生物質の副作用に良い治療効果を示しているとのことです。スペルト小麦は栄養価の高い驚くべき穀物なのです。
「ビタミン~、ミネラル~」
炭水化物やたんぱく質、脂肪などのエネルギー源を効率よく働かせるのに必要な栄養成分です。ビタミンとミネラルをバランスよく配合することで、消化吸収や筋肉、骨の発達、健康な皮膚と毛を作り上げる手助けをします。必ずすべてのビタミン、ミネラルを表示する必要はありません。すべての表示がなくても、後書きなどで「天然ビタミン、天然ミネラルを使用」または、「人工ビタミン、ミネラル、有害物質は使用していません」などの表示がしてあるドッグフードを選ぶのがよいでしょう。
ビタミンA
皮膚の上皮組織および目の角膜や粘膜を正常に機能させます。また免疫機能を維持し生殖機能を維持するなど、体の成長を促進する働きがあります。
ビタミンB1
糖質が分解されエネルギーに変わるときに酵素が働きますが、酵素には補酵素が必要で、B1がこの補酵素の役目を果たします。B1が不足すると糖質が分解できず、乳酸などの疲労物質がたまって疲れやすくなります。別名チアミン。
ビタミンB2
細胞の再生やエネルギーの代謝を促し、不足すると成長が止まってしまいます。過酸化脂質の生成を阻止し、老化や動脈硬化、発ガンを抑制します。別名リボフラビン。
ビタミンB6
タンパク質代謝の主役で、タンパク質の摂取量が多いほど必要量も増します。免疫機能を正常に維持する上で必須の栄養素で、発育促進、抗皮膚炎、抗アレルギー作用、解毒作用があります。別名ピリドキシン。
ビタミンB12
葉酸と協力し合って、赤血球のヘモグロビンの合成を助けるなど、細胞の成長に必須の成分です。知能や運動神経の発育に深く関わっており、不足すると悪性貧血になってしまいます。
ビタミンC
細胞の結合組織であるコラーゲンの合成に作用し、血管や皮膚、粘膜、骨を強くします。他に抗酸化作用、抗ガン作用、抗ウイルス作用、解毒作用などがあります。別名アスコルビン酸。
ビタミンD3
カルシウムとリンの吸収を助け、血中濃度を一定に保ちながら、骨や歯への沈着を促す役割があります。
ビタミンD
不足すると丈夫な骨ができません。
ビタミンE
強力な抗酸化作用があり、ビタミンAや含硫アミノ酸の酸化を防止します。ボッシュドッグフードではこの天然ビタミンE、C、ヨーロッパ連合認証α-トコフェロール以外の酸化防止剤は一切使用していません。
ビタミンK
血液凝固因子を合成することで通常は血液を固まりにくくし、出血すると固まるように働きます。また骨の健康維持にも不可欠で、骨からのカルシウムの放出を抑制します。
◆動物に与えて良い物悪い物は実験研究調査が進んでいますが分からないこともまだまだあります。
上記に書かれたことは一例です。最終的には飼い主さまの判断になってしまいますが当店でも新しい情報が入り次第報告していきたいと思います。
ドッグフードを選ぶポイントは
前項を参考にして簡単に言うと。
まず原材料に○○ミール、○○副産物、エトキシキン、BHA、BHTなどの防腐剤の表示がされているフードはおすすめしません。
どこにでも売っているドッグフード、スーパーマーケットやホームセンター、コンビニに売っているドッグフードも避けるべきでしょう。次に、原材料を読んでわからない原料の意味はお店の方に聞きましょう、店長クラスもわからない場合はあまり信用できないでしょう。自分の店で扱っているドッグフードの詳細を説明できない店は、私は信用できません。「TVコマーシャル」など大々的に宣伝しているドッグフードも私は信用できません。原料のすべてが人間の食品基準を合格している物、人間も食べられる物を選びましょう、自然素材でもワンちゃんに与えてはいけない物が入っていないことを確認しましょう、人間の食品基準に合格していない物をワンちゃんに与えるのは危険です、お店の人に聞いてみましょう。ご存知のとおりアメリカの食品基準はあいまいです、AAFCOは消費者のために作られたのではなくペットフード業界の都合のいいフードを作るために作られた組織です。ドッグフードなどは食品基準の厳しいヨーロッパの物をおススメいたします。自分のワンちゃんに何が必要か、何を与えて良いのか悪いのかを理解して本当にワンちゃんにあっているドッグフードを選ぶことです。
原産国に騙されないで!!
フードの裏に原産国「○○」と記載してあります。
例えば、原産国「アメリカ」でも作っている国はアメリカだけど「原材料」は何処から来てるの?
実際は他の国から安く仕入れているところが多いです。
実際アメリカで作られているフードのほとんどの原材料が中国産です。
ドライフード・缶フード・半生フード
私共では季節によりドライフードと缶詰を混ぜることをおすすめしています。
ドライフードには様々なタイプがありますが、缶フードや半生タイプはほぼ同じ製造過程で作られています。
缶、半生タイプはタンパク質含有量が多いため、これのみで与えていると腎障害を起こす可能性が高く、歯垢がつきやすく嗜好性が良いためドライフードに切り替えても食べなくなったりすることもあります。
半生タイプは製造する際に抗酸化剤(エトキシキン、BHA、BHTなどの酸化防止剤)などが必然的に添加されるのがほとんどです。
半生タイプにはプロピレングリコールが使用されることが多いので要注意。
缶フードを与えるとしたら、まず缶詰に防腐剤、添加物などなにも添加されていない物を選びましょう。
もちろん原料は必ず「天然(自然)~肉」「良質で安全な肉」「防腐剤、添加物は使用していません」など記載されている物を選んでください。
冷凍肉ではなく生肉を使用している缶詰をおすすめします。
冷凍肉を使用しているのはその肉を何処かから仕入れている肉です、つまり新鮮ではないことになります。
缶フードのみで与えるのはおススメできません、必ずドライフードに混ぜてください。
ペット先進国のヨーロッパではドライフードに缶詰を混ぜて与えています。
特に夏場は消化不良や夏バテで食欲がなくなるので缶詰を混ぜて消化吸収をよくしてあげましょう。
TV・獣医が紹介するフードって安心?
まず重度な病気の場合は別です。ガンや心臓病などの生死にかかわる病気の場合は処方食を与えてください。
良い獣医は多くなってきています。
でも獣医は本当にあなたのワンちゃんのことを考えてそのドッグフードをススメているのでしょうか?
確かに自分でドッグフードの成分をしっかりと調べて、すすめている獣医もいます。
しかし、中にはドッグフードメーカー営業マンのセールストークの言いなりになっている獣医も少なくないようです。
どの動物病院でも同じようなフード・メーカーしか置いていないのは何故?
獣医がよくススメるある有名なドッグフードメーカーは、販売戦略において獣医師会に多大な寄付をしたり、獣医を育てる獣医師大学に資金援助をすることによって自社のドッグフードを売り込むことに成功したメーカーも多いです。
また、日本の大学の獣医科では食餌についてのカリキュラムが全くないそうです。先進国アメリカの獣医学校の栄養に関するトレーニングには、「動物には市販のペットフードを食べさせて、食卓の残り物は食べさせないように飼い主に指導すること」といった警告があるだけだそうです。アメリカでさえもこの程度なのですから、日本の獣医の餌食に対する知識も残念ながら期待できません。栄養学のカリキュラムはあります。「食」に関する授業も行ってほしいです。
メディア広告に出ているもの
テレビや雑誌の一面などで宣伝している物は何処からあの莫大な広告宣伝費で出てくるのでしょうか?
それは低コストハイリターンから成り立っているのです。
ドッグフードが10kgあたり1,000円前後で売っていること事体信じられません。
普通10kgの自然食フードを作り販売するのであれば10kgで最低8,000円以上はしないとおかしいと思います、それでも安いと思います。
人間の物も同様ですが本当に良い商品は宣伝をしなくても口コミなどで消費者の耳に届くと思います。
10kgで1,000円=1kgで100円=100gで10円!?
100gで10円のフードの原価っていくら?
AAFCOって?NRCって?(アーフコ・アフコ)
よく、CMやお店の人が「AAFCOの基準を満たしています!」と言っていますがそのAAFCO(アメリカ飼料検査官協会)とはドッグフードメーカーが独自に定めた基準の組織です。
フード業者に都合のよい基準に定めています。
ペットフード業界が独自に基準を作って誰でも製造販売できるようになったのがAAFCOです。これによって安くフードを製造できるようになり、勿論原料も粗悪なものを使用できる、添加物や薬品なども栄養素基準さえ満たしていれば混入させてもいいようになりました。
品質の良し悪しは関係ないのです。AAFCOが定めた栄養基準をクリアしていればいいのです。
ペットフードに含まれる栄養素の最低含有率の基準値で、どの栄養成分もこの基準値の含有率を満たしており、ある程度の不純物が混入されなくて規定以内の物であり、後は何が含まれていようがAAFCOの認証を受けられます。
AAFCOの基準
AAFCOの基準とは、できあがったドッグフードそのものの栄養分析に基づく基準であり、製造工程や原料調達、薬品、添加物、輸送システムのチェックは行われていません。NRCもほぼ同様です。
さらにひどいのは、「AAFCOの栄養基準を満たしています」などのAAFCO認証も受けていないのに基準は満たしていますと謳っているのは信用できません。
このように組織の基準を満たしているフードを選ぶのなら「ISO9001:2000」や「DIN EN ISO(9001)」「HACCP」や「IFS」が認証しているメーカーを選ぶことをおすすめします。これらは国際検査機関・国際標準化機構・環境専門家協会・危害分析重要管理点のことで最新設備と国際的信頼があり世界的に最も厳しい検査機関です。
「ISO9001:2000」の認定は厳しい検査機関で一国一機関です。この認定を行うのが認定機関で国際的組織「IAF(国際機関フォーラム)」では相互に認定能力をチェックする仕組みがあり、国際的なネットワークの中で信頼性が確認される仕組みとなっています。
「ISO(国際標準化機構)」は、品質および環境マネジメント規格です。
これらは事業体、政府および社会で利用できる規格で、国際組織、政府、産業界、事業体および消費者の代表として提携して作業する148ヶ国の各国標準機関のネットワークです。
「HACCP(危害分析重要管理点)」とは、危害を分析して、その危害を制御することのできる工程や処置方法を決めて、それぞれに対応した基準を作り食品の「安全性」「衛生管理手法」「危害の発生を未然に防止」するシステムです。
加工食品の原料となる「野菜・果実・肉・水産物の生産」漁獲の段階から保存、下処理、製造、加工、製品の保存、輸送を経て販売、最終的に消費者の手に渡るまでの各段階で発生する恐れのある微生物危害の原因を判定、確認し、危害を未然に防ぎ、排除するための工程手法です。
衛生管理の原則としてすべての製造工程を対象にして行うために、施設の構造、設備の保守点検、給排水設備、下水処理、害虫駆除、従業員の健康管理、清潔保持などの一般的衛生管理事項が大前提とされます。
元々、HACCPはNASA(アメリカ航空宇宙局)で、宇宙開発計画の一環として考えられたもので、ロケット部分の品質管理の宇宙開発で採用された手法です。
同様に「宇宙食」にもこの手法「方式」が採用され、宇宙飛行士の食事はすべて地球で作ります。宇宙飛行士が宇宙で食中毒にならないよう宇宙食は絶対的に安全でなくてはなりません。このように宇宙食として衛生管理に採用したのが始まりです。
現在では、衛生管理方法も国際的に通用するシステムが必要となり、その救世主的システムが「HACCP」なのです。
でも、日本での導入はEU(ヨーロッパ連合)とは異なって強制ではなく任意であり、日本ではHACCPを導入している企業はごくわずかです。日本のペットフード製造業者はまだHACCPは導入されていません。
「IFS(インターナショナルフードスタンダード)」とは、厳しい水準規格の要件に従ってペットフードが人間の食品規格に適合し生産されるシステム、および製造を行い安全性に適合した生産をしている企業について厳しい検査を行い認定します。
特別なプログラムにより構成されていて生産された商品のクオリティーと品質保証、高水準の生産能力が構築された企業を検査するシステムです。
「ドイツ農林省シュトウットガルト行政委員会におけるAZ36/83.02.33Aにて認証を取得。」
ボッシュ独占契約農家で栽培され、無農薬・有機栽培であることを認証する機関であるシュトウットガルト行政委員会から認証された穀物のみを使用しています。
「日本農林水産省からも製品の安全性が証明されています。」
ボッシュは日本国内でも農林水産省検査機関
「動物検疫検査」を行い(BSE狂牛病、肉骨粉)家畜伝染病法に定める「指定検疫物」および「禁止物」に核当しないと認められています。
ボッシュフード
ボジータは世界的で最も厳しい「ISO9001:2000」「DIN EN ISO9001」「HACCP」「IFS」と「ドイツ畜産農業協会・農林省」「日本農林水産省」のすべての認証を受けているペットフード会社です。
ショッキングな事実
国民生活センター/1993年の調査報告
国産ペットフードの17銘柄のうち、10銘柄から酸化防止剤のBHA、BHT、エトキシキンが検出されました。
国民生活センター
消費者から缶詰を与えたら嘔吐した件の苦情同型品の脂肪の量、油の酸化に問題はなく、また缶詰として殺菌されていることから細菌の衛生面にも問題はなかった。しかし、黄色ブドウ球菌から産生されるエンテロトキシンDの定性試験をした結果、商品の一部分から検出されることがあった。エンテロトキシンDは殺菌しても、熱に耐性がある毒素で商品中に残る場合があり、これが下痢の原因となった可能性が考えられる。
千葉県消費者センター/1998年9月の調査報告
成分分析結果(ドライタイプ16銘柄)油脂の酸敗の度合を示す酸価・過酸化物価(両方とも数値が高いと悪い)は、酸価が高いものが多くみられました。合成着色料を使用しているものが11銘柄ありました。
朝日新聞/2001年の調査報告
有名ドッグフード3銘柄のうち、1銘柄から酸化防止剤のBHA、BHTエトキシキンが検出されました。
北海道消費者協会/2004年9月20日の報告
ドッグフード22銘柄のうち、11銘柄からBHA、BHT、エトキシキンが検出されました。
しかも、2種類~3種類の酸化防止剤が同時に検出されたドッグフードも多くありました。
11銘柄中2銘柄からは猛毒のエトキシキンが基準値を大幅に超えていました。
1990年2月、アメリカのサンフランシスコで発行されているクロニクル新聞の記事
タイトルは「ワンちゃん・ネコちゃんはいかにしてペットフードにリサイクルされているか」この記事はワンちゃんやネコちゃんがペットフードに加工されている内容です。
「アメリカでは、毎年、ワンちゃんやネコちゃんの数百万頭の死体が、他の動物の死肉と一緒に、化粧品やペットフードを含む様々な商品の原料とされている。
畜産処理場は政府の管理下にないためもあって、ワンちゃんやネコちゃんを含むどんな肉でも化学薬品を使って処理できる。ペットフードに、もしも”肉と骨を使った食品”と表示されているなら、その原料にはワンちゃんやネコちゃんが含まれていると考えられる。
安楽死させられた動物には催眠剤が使われているし、これが変性処理される際には悪臭を防ぐために脂肪安定剤が使われる。
この安定剤は肝臓や腎臓の機能障害を起こすものとして知られているブチル系の発ガン物質として疑われているエトキシキンが使われている。
カナダのケベック州にある小さな処理場では、1週あたり10トンものワンちゃんやネコちゃんがドライのタンパク質製品に加工され、ペットフード産業に売られている。アメリカでもカナダでも、その製品内容はほとんど自主規制にまかされており、法的には最低限のガイドラインや規定があるだけだ。ペットフード業界のコマーシャルでは、ペットを健康で美しく保つためにはペットフードを与えるようにと盛んに宣伝しているが、ペットフードがガン、皮膚障害を含むアレルギー性疾患、高血圧、肝臓病、腎臓病、心臓疾患などを引き起こす恐れがあることには触れていない。
半乾燥のペットフードの多くがプロピレングリコールを含んでいるが、これは赤血球を破壊するエチレングリコールときわめて近い組成を有している。
ペットフードには鉛が含まれてことも多いが、例えば市販のペットフードを与えられている体重9ポンド(4kg強)のネコちゃんの体内には、人間の子どもにとっては危険であるとされている以上の鉛が存在している。」(参考文献:「飼い主が知らないドッグフードの中身」)
日本でもこれと同じことがありました、今もまだ日本国内でも死んだワンちゃんやネコちゃんがフードや化粧品などにリサイクルされているそうです。
上記の文章はドッグフードを全否定するものではありません。
ドッグフード業者により良いドッグフードを作っていただきたい、獣医にもっと「食」に関して勉強して欲しい、消費者にドッグフードをもっとよく知っていただきたいと願って書かれたものです。
参考資料/危険食品添加物:郡司篤孝
ドッグフード研究所
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飼い主が知らないドッグフードの中身
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